いつもありがとうございます。株式会社 機材屋です。
今回の記事は【熱暴走なし】SONY FX3で長時間撮影する方法です。
お客様からのご質問で多いのが、「FX3は長時間録画出来るって言うけれど、本当に大丈夫?発熱は?熱停止しない?」というものです。
まずはUSB-Cでの給電方法に関して分かりやすく表にしますとこんな感じです。
USB-Cで給電撮影を行う場合
それではこの部分をもう少し掘り下げていきます。
■バリアングルモニターは開いておく
モニターが本体に接しておりますと、熱がこもる原因となる場合があり、これを回避するためにバリアングルモニターは開いておきます。
■自動電源オフ設定:高にする
MENU>セットアップ>電源オプション>自動電源OFF温度を【高】に設定。
変更時に「記録時間を優先するため本機の温度が通常より高くなることがあります 設定しますか?」と表示が出てきますので、「確認」を押してください。
■冷却ファンはオートにしておく
オートにしておく事で、必要なタイミングで必要な量の冷却を行う為、消費電力を抑える事が出来ます。
■USB-C機器購入時には条件があるので要注意
USB給電は条件があります。
PD(パワーデリバリー)対応、電圧は9V 電流は3Aのもの。
なお、同梱のUSB TypeC-USB TypeAケーブルはPD非対応です。
条件を満たしたものですと弊社でお取扱いのある商品はこちらです。
USB PD対応AC充電器
■給電方法はUSB-C以外にカプラー装着での給電もある
もう一つはカプラー装着による給電です。
※メーカー純正製品では無い商品は、装着時に「動作及び安全性は保証できません」といった表示がでますが、[確認] を押して頂くことでご使用いただけます。
カプラー装着はUSB-Cでの給電に比べ、発熱が抑えられます。
ACからの給電の場合は、弊社販売商品ですと下記がおすすめです。
NEP ACN-8.4V-1.7A-FZ100
NP-FZ100で駆動するカメラ用のカプラー装着ACアダプタ
屋外等でACでの給電が難しい場合は、Vバッテリー装着での運用が可能な下記商品もございます。
FX3用バッテリーを4個装着して長時間録画できるソニー純正品
こちらはバッテリー (NP-FZ100)を最大四個まで装着可能です。
コンセントの無い場所でバッテリー×4個分の長時間記録が出来ますので屋外でも長時間の記録が可能になります。※録画中にバッテリーを取り外し、満充電のバッテリーを交換していき記録時間をのばす事はできません。
FX3の仕様にてバッテリー (NP-FZ100)を使用してズーム、撮影スタンバイ、電源ON/OFFを繰り返しての撮影で約95分、NPA-MQZ1Kを使用した場合ですと単純計算でその4倍、約380分の撮影が可能になります。
※バッテリーの劣化具合や撮影環境にもよりますので、あくまで目安とお考えください。
FX3での長時間記録を行いたいというお客様は非常に多く、よくご相談をお受けいたします。是非今回の記事をご参考頂き、安定した長時間撮影を行っていただけますと幸いです!