【業務用小型カムコーダー】予算30万円以内で買える!JVC GY-HM280をサブカメラに選びたい理由

2022年3月15日火曜日

JVC ビデオカメラ ライブ配信 商品紹介

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【業務用小型カムコーダー】予算30万円以内で買える!JVC GY-HM280をサブカメラに選びたい理由

いつもありがとうございます。株式会社 機材屋です。

今回はJVC GY-HM280をサブカメラに選びたい理由と題しまして商品解説を行います。



三月ということもあり、ビデオカメラのご相談が増えてまいりました。その中でちらほら耳にしますのは「予算は30万円以内のサブカメラ」というご相談です。この条件に合うものですとソニーのHXR-NX80やキヤノンXF400などが元気でしたが、HXR-NX80は手に入りづらい状況になる事もあり、キヤノンXF400は生産完了とこのクラスのビデオカメラの環境に変化が生じ始めております。

また、小型サブカメラ選びの中で

小型ビデオカメラは1型のセンサーが採用されている事が多く、メインが1/3型や1/2型カメラの場合にサブカメラとして使った場合、画作りの違いが目立つ

というお声も少なくありません。

大判センサーのカメラが増えたとはいえ、現場ではHXR-NX5RやPXW-Z190などの1/3センサーがまだまだ多いです。


そんな中で弊社が今回お勧めしたい商品はこちら。



GY-HM280の撮像素子は1/2.3型。

解像感やボケ味が1型センサーよりも1/3型に近いため、HXR-NX5RやPXW-Z190などのサブカメラとして使用した場合に違和感が減ります。


しかし…メーカーが変われば色味が変わる、だから同メーカーで合わせたいよねというのもこの業界の常識です。時間をかけて編集である程度までは近づける事ができるものの、そもそも画作り、色味が近いに越したことはありません。

GY-HM280にはお好みの色調整が可能なカラーマトリクスという機能が備わっており、そこで自分好みの色再現に調整する事ができます。

更にJVCのHPからサンプルピクチャーファイルがDL可能で、なかなか優秀でした。

※ダウンロードはこちらから

https://www3.jvckenwood.com/pro/soft_dl/gy-hm250_colormatrix/



JVCのHPにあるカラーマトリクスを試した結果


SAMPLE1の画作りは筆者が機材屋に入社した当時に主流だったビデオカメラ、HXR-NX5Jあたりに近い印象を受けました。

SAMPLE2はすごく見慣れた画作り。2016年ごろに人気だったソニー系業務用ビデオカメラに近い印象で、HXR-NX5Rあたりが近いでしょうか。

SAMPLE3はどちらかというと一昔前のPXW系(PXW-X160あたり?)のイメージでしょうか。

SAMPLE4は、敢えて言うならパナソニックの業務用ビデオカメラに近い印象を受けました。

SAMPLE5は、キヤノンの小型ビデオカメラに近い印象ですね。XAシリーズを彷彿とさせます。

SAMPLE6もキヤノン小型カメラに近いイメージです。どちらかというと屋内撮影時の雰囲気に近いでしょうか。

SAMPLE7はJVCそのものの画作りに近い印象ですね。


業務用ビデオカメラとして求められる機能をとことん搭載。なのにコスパが良い!

GY-HM280は業務用ビデオカメラとして求められる機能を一通り搭載しています。


ダブルスロット搭載

リレー記録、同時記録に加えベタ撮り(※)が可能。

※スロットAでRECのオンオフを繰り返し撮影していても、スロットBではその間もずっと記録しておく事が出来、録り逃しを防ぎます。


XLRオーディオ入力

業務用モデルならば当たり前ですがXLR入力が有り。ハンドルユニットも標準付属です。

また本体にはLANCリモート端子を搭載しておりますので、Libec製のものなど従来のズームリモコンがご使用頂けます。


SDI出力あり

こちらもありがたいですね。小型ハンディはSDI出力が付くと販売価格が上がりがちな為、よく「HDMIモデル」と「HDMI・SDI両方付き」の二種販売が行われる事があるのですが、上記のようなダブルスロット、ハンドルユニット、そしてSDI出力付きで25万円以下に抑えられているのは素晴らしいです。



■それでいてネットワーク機能まで搭載

ここまでのご説明でGY-HM280はもう十分に業務用ビデオカメラのサブ機としての魅力がお伝え出来たかと思いますが、あと一つ大きな機能を残しています。

それがネットワーク機能です。


本機は単体でFacebook Live、YouTube Liveでの配信が可能です。また有線LANでの安定した接続に加え、無線でも配信が可能です。

更にテロップやタイトルなどをこのカメラ内で表示可能です。

実は配信に関しまして、JVCはコロナ禍になる前から力を入れておりました。

シンプルな配信であれば、配信機器やPCを余分に持つ必要が無いという利点がこのモデルの強みですね。

なお設定ですが、一度完了してしまえばあとは簡単です。下記が手順書です。

Youtube Live接続 操作手順書

Facebook Live接続 操作手順書

 

*まとめ*

ソニーやキヤノンのような派手さはないものの、課された仕事はキッチリこなしてくれるようなJVCの業務用ビデオカメラ GY-HM280。

機材屋としてはもっと多くのお客様にこのカメラの事を知って頂きたく今回特集を組ませて頂きました。


本機は兄弟モデルも多く、

■本機にスポーツ中継などで使用出来る「スコアボード機能」を搭載したGY-HM280BB

■機能を抑えた廉価版のGY-HM185

がございます。


是非お客様のニーズに合ったJVCカメラをご購入頂けますと幸いです。

それでは、機材屋でした。