【新商品】Roland SR-20HD発表。PC不要、単独ライブ配信可能なオールインワンミキサー。斬新な「USBでの映像入力&拡張」も搭載!

2022年5月26日木曜日

Roland ライブ配信 商品紹介 新製品情報

t f B! P L

いつもありがとうございます。株式会社 機材屋です。



本日Rolandから新商品SR-20HDが発表されました。
弊社では今年に入ってからRolandの配信機材特集を多く行わせて頂いておりますね。

コンパクトなUVC-02に、タブレットを経由しスマホをカメラがわりに使用出来るVRC-01。
それぞれ異なるアプローチの配信機材ですが、
今回はライブ配信機能を集約したPCレスのオールインワンモデル。
まずは商品の概要をお伝えしましょう。
●PCを使わずに直接ライブ配信できるオールインワン・モデル 
●最大1080p/60 FPSを2系統同時にライブ配信が可能なエンコーダーを搭載
●偶発的なトラブルの配信を防ぐセーフティー・ディレイ機能
●複雑な操作をワンタッチで実行できるシーン機能
●ライブ配信をSDXCカードに直接記録し、アーカイブ編集や配布に活用、SDXCカードから動画や静止画も再生可能

では次に、概要からこの商品の特性を読み解いていきます。


PCを使わずに直接ライブ配信可能

Liveshell X、Yolobox PRO、ATEM Mini Pro(機能の一部として搭載)など最近増えてきたPC不要型。
ただ、PC不要型は小型化を意識してか音声周りは簡素化されがちですが、SR-20HDはXLRの音声入力端子が4系統あるのが嬉しいですね。
内部記録はSDカードでMP4記録。コーデックはH.264、ビットレートは最大20Mbps。


同時に2つのサーバーで配信可能

エンコードと配信を同時に2つのチャンネルでライブ配信可能です。



スマートフォンを使ったテザリング機能


4G/5Gのスマホを使用したテザリング機能を搭載。
また、有線LANで接続し配信中、問題が発生した場合にもテザリングされたスマホのネットワークに切り替えて配信継続可能です。
メニュー側を見てみましょう。

前述の通り映像記録可能ですが、オーディオも簡単に録音が出来そうですね。
またSDXCカードから静止画・動画を呼び出し可能ですし、加えてオーディオファイルを再生可能ですのでBGMとして使用可能かと思われます。
RECボタンの下には「SCENE/VIDEO FUNCTION」という項目がありますが、こちらはPinPなどの画面合成やタイトル合成をプリセット登録できるというボタン。


充実の機能

あとはRolandの機能として優秀なオートスイッチングオートミキシングはもちろん搭載、話者の音声に応じて映像を切り替えるビデオ・フォロー・オーディオ機能なども搭載されています。
また、生配信中に映像と音声をあらかじめ最大60秒まで遅らせておくことが可能なセーフティ・ディレイ機能も良いですね。


最大60秒間の猶予がありますので、トラブルが起きた際は静止画に差し替えるなどで対処可能です。
各ボタンやツマミ、及びメニューでの操作を個別に無効する事が可能なパネルロック機能も搭載。
過去に弊社はYoutubeチャンネルにて何度もRolandの商品を解説してきましたが、改めて思うのはトラブルを未然に防ぐための機能が多く搭載されている事です。
他のメーカーさんとの差別化を図る為に、また配信のクオリティを保つために独自の機能をいくつも有している印象ですね。(そういった機能が今回は特に多い気もします。)

配信機材は今後どうなる?

Rolandは今年、UVC-02、VRC-01と、このSR-20HDで配信向けの新機材発表が立て続けにあり、どのモデルも新たなユーザー層に向けての試みが見られます。
その中でRolandの特筆すべき点はやはり
ライトユーザーにも使いやすく、プロフェッショナルな現場でも通用する点ですね。
多くの機材の小型化が進む中で扱い辛くなりがちなボタン配列の分かりやすさ、直感的な操作が可能な点に好感が持てます。
またトラブルやミスを事前に防いだり、ある程度オートで機材まかせにできたりと、配信などの業務経験がないお客様にも扱い易そうです。

今後Rolandに期待したい点としましては、メニュー画面やアプリ等の日本語対応ですね。
慣れればどうという事はないのですが、やはり普段機材を触らない層をターゲットとするのであればここを是非お願いしたいところです。