いつもありがとうございます。株式会社 機材屋です。
先日予約開始となったFX30と、FX30B。
外見はFX3そっくりで、FX3の機能をそのままAPS-C機として落とし込んだイメージのモデルです。APS-Cモデルという事でFX3に比べ価格も相当お安くなっております。
ソニーの方針としましては、
●Youtube等での活動を皮切りに、これから本格的に映像制作を行いたい
●将来的にフルサイズ機を見越した運用をお考えのお客様
といったような、これからのクリエイター様育成をイメージしたような内容のモデルであるというイメージですね。
さて、APS-Cの動画機と言いますとどうしても頭をよぎるのがVLOGCAMのZV-E10。
発売当初は品薄が続き、今年の春頃からようやく在庫が復活しました。
実際、Youtuberさんが使われているのを目にする事が多いです。
もちろんレンズ資産を生かしたいという事でこのモデルからの乗り換えをお考えのお客様もおられると思います。
そんな中でFX30とFX30Bの特集記事は既に沢山ございますので、弊社では
ZV-E10からのステップアップ視点ではどうなのかといった点に絞ってみます。
※なおZV-E10はフォト撮影での連写機能がございましたが、FX30はそれも無くし動画性能に振っております。
ZV-E10は4K30pまで。FX30は4K120pの記録が可能
ビデオカメラ選びの際に検討材料になりやすいのが4K60pの記録が可能かどうかという点。
FX30は4K60pはもちろん、120pのハイフレーム動画も撮影可能です。
なお120p撮影時は画角が約38%クロップされます。
長時間記録
業務機としては絶対に欲しい長時間記録。
ZV-E10は長時間記録を想定したモデルではない為、熱停止する場合がございます。
SONYのヘルプガイドには下記のように熱停止の参考時間が記載されています。
FX30はFX3と同じく各部に冷却ファンを備えている為、長時間記録時も安心ですね。
USB PD給電
FX3と同様と言えばもう一点、USB PD給電も対応で、最長13時間記録が可能です。
最大限発熱を抑える方法としましてはカプラー装着が最も好ましいですが、
FX3のカプラー装着ACアダプタがFX30に対応可能かどうかはまだ発売前の為検証が出来ておりません。これはまた判明しましたら当記事に追記いたします。
冷却ファンやPD給電に関しましては、弊社のFX3の記事や動画でも解説しておりますので、宜しければご覧ください。
関連記事:【熱暴走の心配なし】SONY FX3で長時間撮影する方法
デュアルスロット搭載
S-Cinetone搭載
ZV-E10には非搭載のS-Cinetoneが搭載。
S-Cinetoneの解説はメーカー説明文より抜粋いたします。
FX30は、FX6およびFX3で好評な、肌の色を美しく見せるスキントーンを中心としたルック「S-Cinetone」をピクチャープロファイルのプリセットとして搭載。CineAltaカメラ VENICEの開発を通じて得られた知見を基に作られ、人の肌の色再現性をアップ。色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンです。グレーディングすることなくシネマのようなルックを手軽に再現でき、制作者のさらなるクリエイティブな表現要求に応えます。