いつもありがとうございます。株式会社 機材屋です。
CANONより発表されたRシリーズ最新モデル、皆様はもうご覧いただきましたか?
EOS R50はEOS Kissの後継のような位置づけという印象ですが、
EOS R8って実際、どういう位置づけなの・・・?と一目では分かりづらいですよね。
EOS RPの後継機?R6MK2の性能とも似ている?などなど、疑問は尽きません。
EOS RPとは発売時期が大きく異なり、R8は最新の機能でご撮影が可能なので
今回はEOS R7、EOS R6MK2との比較表をご用意してみました。
少しでも皆様のご参考になりますと幸いです。
赤字が注目ポイントです。
とは言うものの、EOS R7はAPS-Cモデルなのでフルサイズ前提で考えますと
最終的にEOS R6MK2との比較がメインになってきます。
そしてこの両者、かなり近いものを持っていながら、違う所は違うという性質を持っています。
軽さと価格はEOS R8が圧倒的
まず注目したいのは本体重量。461gと驚くほどの軽さ・コンパクトさです。
そして価格も、R6に比べると相当お安く、「絶対R8のほうがいいじゃん!」と思いそうになりますが、ここは機材屋.jpとして、映像機材としての観点で見ていきましょう。
EOS R8はボディの軽さ・小ささが際立っていますが、その分使用出来るバッテリーは小さ目です。
その為、長時間の動画撮影には向いていません。
でも長回しするなら給電があるじゃないか!となりますが、映像連続撮影は2時間の制限があります。※EOS R6MK2は6時間まで。
ボディ内手ブレ補正機構もございませんので、EOS R6MK2と比較してみるとEOS R8は写真機寄りの性質が垣間見えます。
【結論】EOS R6MK2とで悩んだら…
その他にも細かな違いがありますが、映像機材としての観点で見ますと
EOS R8は非常にコスパが良く、すば抜けて小型で持ち運びしやすい。AF等の性能や画質も高レベル。基本的にカメラ固定で短いショットを組み合わせて作品作りをする方には抜群に噛み合うかと思われます。
EOS R6MK2は、AF性能や画質などでEOS R8に劣る点等は無し。
加えてボディ内手ブレ補正や長時間の記録にも対応しているので、動画撮影の面でEOS R8があと一歩、と思われたお客様は、EOS R6MK2をご検討頂いても良いかと思います。
【結論2】EOSR7とで悩んだら...
考察内では触れていませんが、近い価格帯でもっと安いR7が気になる人もいるかと思います。R7はAPS-Cだしな・・・と上記考察対象から外れていますが、よほど暗い状況や、よほどなボケ味を出さないといけない場面でなければ、APS-Cも十分に綺麗な写真が撮れます。
しかしR8の軽さは圧倒的です。軽さを追い求めるがフルサイズレンズも使いたい方は、クロップモードでRF-Sレンズも使用できるR8を買っておくという選択肢も十分にあります。
【結論3】仕事で動画撮影にも使いたいんだよね…と思ったら
上記3モデルは全てHD60p~4K30pなら、R8は2時間まで、R6MK2は6時間までと長回しできますが、4K60Pの場合は熱停止の可能性があるので長時間撮影には不向きです。
仕事での動画撮影も意識してミラーレス機を検討されている方は、動画も静止画も!なEOS R5Cをお勧めします。※ついでに8Kでも遊べます
今回はCANON製品の比較となりましたが、このクラスのカメラは現在、進化著しいSONYや、ついに位相差AFを導入したPanasonic、高評価増加中の富士フィルム等も盛り上がっており、まさに群雄割拠の様相を呈しております。面白いですね。
ではでは、機材屋でした。