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Roland AeroCaster(VRC-01)発表!カメラは必要なし!ipad&と最大4台までのiPhoneを使用し、リッチな配信が可能に!

2023/08/10

いつもありがとうございます。株式会社 機材屋です。

さて前回の記事でご紹介させて頂いたように、2022/1/4にRolandさんより新商品が4つも発表されました。


という事で今回は、その中からAeroCaster(VRC-01)のご紹介です。



*弊社販売ページ

*メーカーページ:https://proav.roland.com/jp/products/aerocaster/


AeroCasterはiPadで複数のスマホ映像をワイヤレスで受け取りスイッチング、そのiPadから直接ライブ配信可能なシステムです。

前回の記事でご紹介したUVC-02はHDMI出力のカメラなどを接続して、別途PC/MacにてWEB会議やライブ配信ソフトから配信するものでしたが、こちらでは利用する機器の敷居が低くなりそうですね。


配信に使用する機器は、この3つ。


①スマホ(iOS / Androidのスマートフォンに対応するカメラ・アプリ「AeroCaster Camera」対応機器)

②iPad(AeroCaster LIVEが動作可能なモデル)

③VRC-01(スイッチャーとオーディオ・インターフェースの役割)


イメージとしては、スマホがカメラの仕事をし、Wifiを介してその映像をiPadで受け止めます。※ちなみにiPadのカメラ映像も使用可能なので、、最大4(スマホ)+1(iPad)のカメラ映像を入力し、スイッチングが可能です。



AeroCasterといえば、以前弊社でVR-02HD MK2の動画を発表した際にiPad専用アプリ「AeroCaster Switcher」のご紹介をいたしました。


しかしAeroCaster Switcherと今回使用するAeroCaster LIVEは、似て非なるものです。


●AeroCaster Switcher・・・スマホ最大4台からの映像をipadで受け止め、Roland製のスイッチャーへ入力するためのアプリ

●AeroCaster LIVE・・・スマホ最大4台からの映像をipadで受け止め、このアプリ自身でライブ配信を行う(各種映像の設定などもこのアプリを使用)


というものです。

なおVR-02HD MK2の動画内でAeroCaster Switcherでは、スマホからの音声は入らないとご説明させて頂きましたが、AeroCaster LIVEではスマホ内の音声も入るようになりました。

※ちなみに、スマホにはどちらの使用パターンでもアプリは「AeroCaster Camera」を使用します。


またiPadのAeroCaster LIVEから、なんと各スマホのカメラ設定をコントロール可能です。

ズームやホワイトバランスまで・・・凄いですね。

更にiPad内の動画や静止画を表示、お好みのBGMを再生、PC画面をワイヤレスで入力可能(Google Chromeを使いWi-Fi経由で接続)などなど・・・思いつく事はなんでも出来てしまい、更に想像の上を行くような拡張性を有しています。


さて、それらのコントローラがVRC-1となります。




背面も見てみましょう。
端子部分は至ってシンプルですね。
VRC-1はXLR等の音声入力を搭載しており、レベルをつまみで調整可能。且つ映像スイッチャーとしての役割も果たしております。

ちなみに大きさはこの通り。


意外と小さいですね。



なお、新機能オート・ディレイはネットワーク経由で入力されたカメラ映像の遅延を自動的に算出し、映像と音声のズレが小さくなるよう自動調整し出力しますとの事。(Rolandさんが特許出願中のようです。)

2021年の最後にアップロードしましたYoutube動画にて、筆者は今後の配信機器の未来について語った際、「Rolandさんやブラックマジックさんがどのようなアンサーを出してくるのかが楽しみ」と発言しておりましたが、まさかこう来るとは!といった印象です。


「カメラは持っていないし高い、でもスマホとiPadなら持っている」という方向けに、手軽に高品質な配信が可能になるこのAeroCasterシステム。これは一つの形として、新年度より期待大の商品となりました。


VRC-01の発売時期は三月下旬との事です。

発売が楽しみですね!ではでは、機材屋でした。